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THIS IS US 36歳、これからのレビュー・あらすじ

【THIS IS US 36歳、これから】を見ましたので、そのレビューを掲載させていただきます。

うさぎさん
うさぎさん
とにかくめちゃくちゃ面白かったので、ぜひ見てください!

あらすじ

36歳になった三つ子の人生の物語。一人は自分の役が嫌いなイケメン俳優のケヴィン。一人は肥満に悩み、痩せたいケイト。一人はエリートビジネスマンで幸せな家庭を手に入れた黒人のランダル。全く別々の人生を歩んでいる3人のように見えますが、それぞれの人生で抱える悩みや思いには共通部分もあります。

物語が進む一方で彼らの両親のストーリーも展開されていきます。どのように出会ったのか、どのように結婚を決め、子供を授かったのか。ランダルをどのように養子として受け入れることになったのか。両親からの彼らに対する想い、そして彼らから両親へ対する想い。彼らが接する家族や恋人、海の親への想いが綴られています。

特徴的な点は、物語の時間軸がバラバラに展開されいること。彼ら3人が36歳になった時から物語はスタートするものの、両親が36歳の時に戻ったり、突然、夫役のジャックのお葬式のシーンが映し出されたりとバラバラに物語が進んでいく為、一つ一つの場面からヒントを見つけながら読み進めていく謎解きをしている気持ちになります。ここで一番の謎はジャックがいつ、なぜ亡くなる事になったのかという事です。シーズン1ではその謎は解明されないまま、シーズン2に続きます。

【THIS IS US 36歳、これから】シーズン1について

シーズン1は13話ありますが、毎話、号泣いたしました。家族内の言葉にできない思いや怒りや喜び、不甲斐なさや自分への怒り、愛情の表し方、全てとてつもなく愛おしいストーリーでした。そして三つ子が主人公だと思いきや、その両親のジェックとレベッカのストーリーも見どころです。自分の人生も楽しみたい、子育ても大変、養子を育てる事になった気持ち等、涙なしには語ることができない物語になっています。

ストーリー展開も時間軸がバラバラに展開されていくので、視聴者の心をハラハラドキドキさせます。物語の中で小さい三つ子は成長しますが、幼かった時、各3人それぞれが考えていたこと、真実を伝えるのが正しいのか、それとも隠し通すのが真の優しさかなど親からの気持ち、そして働き始めるようになってからの苦悩や葛藤、子供の頃から変わらないわだかまりや自分への怒りや諦め、いろんな表情が描かれています。どんな視聴者にも共感できるポイントはあるんではないかと思います。完璧そうに見える人でも、悩みや苦悩は誰にでもあるんだなということをとても感じられることが出来ました。早くシーズン2が観たいです。各話ごとにキャストのトークもあったのが面白かったです。どのような気持ちでその場面に臨んでいたのかがわかります。

総評

大袈裟にいうと人類全員に観て欲しい海外ドラマです。これは国籍や性別関係なく、共感できる部分があり、「家族とは何か?」の問いに考えさせられる物語になっています。地球上、一つとして同じ家族はいないのに、このドラマは視聴者の心に共感を与えます。それは何故か?それは全てのキャストの視点からの想いが描かれているから。どんなにイケメンで売れっ子の俳優、ケヴィンは自分の意思に背いている役どころに嫌気がさしているし、恋人との関係も悩んでいる、肥満で悩み続けているケイトは自信をなくし続けて居る期間が長くて、人からの愛を素直に受け取れなかったり、本当の自分を表すのが怖くなっています。

エリートビジネスマンで幸せな家庭を持って悩みもない順調にいっているように見えるランダルも、ずっと育て親には聞けない産み親への想い、自分が養子だという自覚を常に持ち続けています。好まれるように染み付いた完璧主義も彼のメンタルを知らない内に傷つけています。ジャック、レベッカ夫婦も夫婦円満のように見えるが、独身時代からいろんな時代を乗り越え、その時々に感じる葛藤、悲しみ、幸せ、喜びなど本当に繊細に描かれています。ハンカチを片手にご覧ください。

おわりに

出演している全てのキャストの演技よくの高さは圧倒ものです。その中でもケイト役を演じるクリッシー・メッツは過去に出演映画はあったものの、思ったように売れずにいたと言いますが、この「THIS IS US」で大ブレイクを果たしました。物語の中では、肥満というデリケートな内容の役を演じていますが、彼女自身と重なり合い、幼少時代からの経験も踏まえての体験も入っているのかもしれません。しかしその苦労や辛さ、想いを身をもって演じきっているケイトをどうかご覧ください。そして素晴らしい歌唱力も披露しています。そしてこのドラマのキャスト・監督のインタビューも観ましたが、とても仲の良さと築き上げた信頼性を感じました。だからどんなに喧嘩のシーンや仲の悪いシーンを演じても、信頼があったからこそこの演技が実現したんだろうなと想像できてしまうほど物語の完成度は高くなっています。全体的にこの物語はいろんな苦悩や葛藤が描かれていますが、同時にどの物語も希望があります。その描写は視聴者の心を掴み取るんですね。