大変な出産が終わってやっと出会えた、大切な赤ちゃん。
授乳の時間もとても幸せな時間なはずなのに
授乳が上手くできない…
おっぱいは出るのに、赤ちゃんが上手く吸えない
赤ちゃんが泣く…
そんな風に悩んでいませんか?
ママとして最低限のことなのに、ちゃんとしてあげれず自分を責めたりしてしまうのではないでしょうか。
私も初めての授乳は上手くいかず、病院の授乳室に最後まで残って涙を流す日が続き、自分を責めたこともありました。
実は授乳にはコツがあり、そのコツをおさえることでスムーズに授乳を行うことが出来ます。その方法やコツを体験談に基づいてご紹介させていただきます。
なぜ授乳が上手くいかないの?
授乳が上手くいかない原因はいくつかあります。
おっぱいが張りすぎて赤ちゃんが上手く咥えられない
赤ちゃんのお口の問題
おっぱいが出ていない
授乳時の体勢が悪く吸いにくい
このどれかに該当することが大半なので、1つずつ解決していきましょう。
おっぱいが張りすぎて赤ちゃんが上手く咥えられない
出産するとママの身体は一気に母乳を作り始めます。
その影響でおっぱいがとても固くなり、赤ちゃんにとっては吸いにくい状態になってしまうんです。
特に初めての出産の場合は、乳首もまだ固く赤ちゃんが吸うに難しいことが多いです。
赤ちゃんのお口の問題
赤ちゃんの中には「舌小帯短縮症(ハート舌)」に該当する子がいて、普通の子よりも少し舌が短いことがあります。
その場合、舌が前に出ないので、哺乳しにくくなる場合があります。
また、「上唇小帯短縮症」と呼ばれる症状もあり、こちらは上唇と歯茎をつなぐ筋が短いため、おっぱいを咥える時、上唇が上手くめくれず、吸えない場合があります。
どちらも症状がひどくない場合は自然に治っていくものになるので、そこまで心配しなくても大丈夫ですよ。
ただ、少し授乳が難しい子なんだと考えましょう。
母乳が出ていない
出産してすぐのため、すぐに母乳が十分出ないママさんも中にはいます。
この場合、母乳が出るようになるまで少し時間がかかることもあるので、根気よく改善方法を試してみましょう。
母乳が出るようになれば、自然と授乳もうまくいきます。
授乳時の体勢が悪く、吸いにくい
授乳時の体勢は色々ありますが、位置が下過ぎたりするなどベストな位置にないと、赤ちゃんにとって吸いにくく、嫌がってしまいます。
また、赤ちゃんによって吸いやすい体勢は異なります。
貴方の赤ちゃんにとってベストな体勢を見つけれるよう、いろんな体勢を試してみましょう。
乳首の形の問題
乳首がすごく小さい方や陥没している方などは、赤ちゃんにとって少し吸いにくい可能性があります。
そういった方は上手く授乳グッズを使って、赤ちゃんに吸ってもらえるように改善をしてみましょう。
授乳を上手にするためにはどうしたらいい?
それでは原因がわかったところで、どのようにしたら授乳が上手にできるようになるか改善方法をお伝えします!
浅飲みNG!しっかり咥えさせて飲んでもらいましょう
授乳が上手くいかない大きな要因として、そもそも上手く咥えてもらえていない可能性があります。
赤ちゃんはおっぱいを近づけると大きくお口を開けてくれますよね。
その際に、おっぱいを動かして咥えさせるのではなく、ちょと強引かな?と思えるくらいグッと赤ちゃんのお口をおっぱいに押し付けます。
この時、下から赤ちゃんの口をもってくるのではなく、乳首より少し上めから赤ちゃんのお口をもってくるのがポイントです。
上手に咥えられていたら赤ちゃんの上唇がしっかり外に出てめくれるような形のアヒル口になっているはずです。
これが上手く出来ないと、浅飲みになり、乳首が切れてしまったり、赤ちゃんが十分母乳を飲めない原因になります。
また、上手く赤ちゃんが母乳を飲めないことが続くと、酷いときには乳腺炎になってしまうこともあるので注意が必要です。
まずは上手く咥えさせることができるように練習してみましょう。
授乳の体勢を極めよう
授乳の体勢は色々あります。通常の横抱きや、縦抱き、フットボール抱きの他に、添い乳という方法もあります。
自身や赤ちゃんにとって負担がかからない、無理のない姿勢を探してみましょう。
私は通常の横抱きがあっていましたが、人によって最適な体勢は違いますので、色々試しながらどれが良いか試してみてください。
授乳の姿勢は下の動画を参考にしてみてくださいね。
乳首をマッサージ柔らかい良い乳首にしよう
初めて授乳をする際には乳首が固くて、赤ちゃんにとっては吸いにくいことがあります。
そのため、授乳前に少しマッサージをしておくと、赤ちゃんにとって吸いやすいおっぱいになりますよ。
その際に、母乳がよく出る方は少し絞っておくのも効果的です。
マッサージする際は優しく先端を押し出すようにして、柔らかくしていきます。
強く押しすぎないように注意してくださいね。
マッサージをすると自分でも柔らかくなったことが実感できると思います。そのタイミングで赤ちゃんに授乳をしてみましょう。
また乳首の形(小さい・陥没している)などの場合は、授乳用のグッズを利用してみてください。
母乳が出るよう食べ物に注意してみよう
母乳に良い食べ物を選んで食べるようにしましょう。
ただし、無理して食べたいものを我慢すると逆にストレスで母乳が出ないことがあるので、適度にしましょうね。
母乳の出をよくするためには、良質なたんばく質と鉄分を多く摂る必要があります。
特に母乳は血液で出来ているので、血液のもとである赤血球を釣るくための葉酸やビタミンB12も積極的にとってみましょう。
なによりバランスの良い食事が大切なので、偏りすぎないように注意してくださいね。
食材の中では「牛赤身肉、レベ-、ほうれん草やブロッコリー、いちごやレモン」などがおすすめですよ。
授乳におすすめのグッズ
授乳の際には手首や腕、腰にも大きな負担がかかります。
また、おっぱいトラブルはつきものです。そういったトラブルを改善するおすすめのグッズをご紹介します。
授乳クッション
私は産院の頃から授乳クッションを使っていたため、ないと授乳が難しいくらいでした。
赤ちゃんの身体全体を支えてくれるため、あると非常に便利です。
手首の痛みや腰の痛み、赤ちゃんの頭の位置が上手くいかない方にはおすすめですよ。
ピュアレーン
この商品には授乳していた期間、毎日お世話になっていました。
私も授乳にはとても苦労したので、毎日のように乳首が切れたり、痛みが出たり大変でした。
そんな時にこのピュアレーンを塗ると、次の授乳がだいぶマシになりましたよ。
もしおっぱいトラブルがあるようならおすすめです。
ニップルシールド
こちらは乳首が小さい方や陥没している方、痛くてもう授乳できない!と悩んでいる方におすすめです。
乳頭を保護してくれるため、授乳が随分楽になります。
また、乳首から母乳を上手く出してくれ、赤ちゃんも違和感なく吸えるようになっているので、使用しやすいです。
持ち運び用のケース付きなので、お出かけの際にも利用できますよ
赤ちゃんの授乳が上手くできない まとめ
はじめての授乳は苦労することがとても多いと思いますが、何回も練習するうちに赤ちゃんもママもすぐ上手になるので、安心してくださいね。
あなただけではなく、他のママさんも沢山苦労して上達しているはずですよ。
出産後、初めての試練だと思って挫けずに色々な方法を試してみましょう。