生まれて間もない赤ちゃんは、一日のほとんどの時間をママと一緒に過ごします。
退院後は基本的に一日中お家でママと過ごすことになるでしょう。
ママは出産後はじっくり体を休めて回復を待たなければなりません。
でも早く外出して気分転換をしたり、赤ちゃんに外の風景を見せて反応を見たりしたいですよね。
いつまでお家での生活は続けたほうがいいのか、いつから外出しても良いのか気になるママさんも多いのではないでしょうか。
また、外出時にはどんなことに注意をして、どんな持ち物を持っていくべきか気になりますよね。
退院後の外出について、丁寧に説明を受ける機会はあまりないので、不安を感じるママさんのために、赤ちゃんとの外出について持ち物や注意点などを含め、詳しくご紹介いたします。
赤ちゃんはいつから外出していいの?
一般的に赤ちゃんの外出は生後1ヶ月からとされています。
生後1ヶ月になると「1ヶ月健診」があります。
このような乳幼児健診は、どの赤ちゃんも必ず受けなければならないものです。
この1ヶ月健診で赤ちゃんもママも大きな問題がなければ、外出しても良いということになります。
1ヶ月健診より前に、退院後1~2週間の時期に経過を診てもらうために受診することもありますが、こういった健診のための外出が、外出デビューとなる方は多いのではないでしょうか。私もそうでした。
しかし、これはあくまで健診のための外出です。
生後1ヶ月までの赤ちゃんは、外界からの刺激ですぐに体調を崩してしまいます。
そのため1ヵ月健診が終わるまでは不要不急の外出はやめるようにしましょう。
ママも体を休める時期と思って、無理な外出はしないようにしてください。
まずは外気浴から始めよう
生後1ヶ月を過ぎて外出できるようになったとしても、いきなり長時間の外出はできません。まずは外気浴からスタートしましょう。
外気浴とは赤ちゃんを外の空気に触れさせることです。
外気浴によって、呼吸器や皮膚を外の刺激に慣れさせます。
まずは窓を開ける。次に玄関を開けて一歩外に出る。そして家の周りを一周するなど、少しずつ進めていきましょう。
窓を開けての室内での外気浴でしたら生後3週間くらいから始めてもよいです。
外気浴になれたら少しずつ外出をしてみよう
外気浴に慣れてきたらお散歩に出てみましょう。
だらだらと長すぎるお散歩にならないように、「今日は公園まで」「今日は何時まで」などゴールを決めて外出するといいですね。
目標があった方がお散歩も楽しめますし、おすすめです。
少しずつ時間や距離を延ばし、徐々に外出に慣れさせていきます。
お散歩はママのリフレッシュにもなるので、毎日のルーティーンに加えてもいいでしょう。
赤ちゃんと外出する際の注意点は?
赤ちゃんが外出に慣れてきたとしても、日々の赤ちゃんの体調や機嫌に気をつけて外出しましょう。
体調が悪い時には機嫌が悪くなりがちですので、単なるぐずりと思わず様子をみることも必要です。
お天気や気温にも気をつけてください。夏は涼しい午前中や夕方に、冬は暖かい日中に外出できるといいですね。お昼寝や授乳のタイミングもみて時間帯を選びましょう。
外出の際には「パパがここに行きたい」「ママがこれをしたい」など大人の都合でなく、赤ちゃん優先で行動できるようにしましょう。
いつでも予定を取りやめ帰宅する気持ちを忘れないでください。自分本位にならないように気をつけましょう。
また、注意してほしいのがベビーカーや車のチャイルドシートで寝ているからといって長時間移動することはやめてください。
眠っていたとしても、移動中は赤ちゃんの体に負担がかかるものです。長距離の移動は途中で休憩がとれるように余裕を持って計画しましょう。
赤ちゃんと外出する際の服装は?
気候に合わせて服装を決めるのはもちろんですが、気温の変動に対応できるように準備しましょう。出かける時には天気予報のチェックを忘れずに。
服装で注意してほしいのは、低月齢の赤ちゃんは夏でも肌を露出しすぎないようにすることです。
衣服が直射日光から肌を守り、汗を吸い取ってくれます。
冬場でアウターを着せる場合には、外出先で室内に入ったらアウターを脱がせることを忘れないでください。
抱っこでママと体が密着している場合には、思いのほか体温が上がることがありますので、着せすぎないようにしましょう。
いずれも赤ちゃんの様子に注意し、汗をかいていないか、暑くないか、寒くないかなど直接赤ちゃんの肌を触って判断してください。
外出先で着替えることも念頭に、服装を準備しましょう。
赤ちゃんとの外出時におすすめの持ち物
赤ちゃんとの外出にはたくさんの荷物が必要になります。
大きなマザーズバッグを持ったママをよく見かけますが、様々な状況を想定すると必然的に持ち物が多くなってしまいますね。
必要な持ち物として、授乳のためのケープやミルクセット、オムツは複数枚あるとよいです。
吐き戻しやオムツ漏れもありますので着替え・ガーゼ・タオルもあると安心です。
月齢が高くなったらお気に入りのおもちゃや飲み物・おやつも持ち歩くようにしましょう。
いずれも行き先と時間を考慮して、持ち物を決めましょう。
赤ちゃんとの外出する際のポイント まとめ
赤ちゃんとの外出は1ヶ月健診後からできます。
外出は外気浴や散歩など段階を踏んで、時間や距離を延ばしていきましょう。
赤ちゃんとの外出に不安があるママもいると思いますが、段階を踏むことでママも外出に慣れていけるといいですね。
長時間の場合は、赤ちゃんの負担の少ないように計画してください。しっかりと準備をして赤ちゃんとのお出かけを楽しんでくださいね。